愛の手農園ボランティア

 秋空高くさわやかな好季節になりました。皆さまいかがお過ごしでしょうか。先日、愛の手農園で利用者様とスタッフ達で野菜の収穫とランチイベントを行いました。 愛の手訪問看護ステーションでは、リハビリ訓練の一貫として、利用者様とスタッフ達が一緒に楽しめるイベントを定期的に開催しています。愛の手農園で採れた野菜で作ったランチは絶品です。
 最近、医療や福祉の現場では、精神疾患の改善やリハビリなどを目的に「農園・園芸療法」が注目され積極的に導入されています。順天堂大学とNT Tコミュニケーションズが実施した実験によると、農作業で土や植物に触れることで、コルチゾール(ストレスホルモン)値が減少すると同時にオキシトシン(幸せホルモン)が分泌されることが確認されています。さらに、作物を育て収穫物を調理するなどして、妄想や幻聴といった症状の軽減や、対人関係に必要なコミュニケーション能力の改善など社会的な技能の獲得が得られたという報告もあります。
 農作業は、日常生活動作の向上やリラックス効果だけではなく、社会的交流の場・生きがい・役割の再獲得など生活を構築する一助となると考えています。
 愛の手訪問看護ステーションでは、今後も『医』と『農』と『食』をテーマとしたイベントを開催していきます。愛の手訪問看護だからこそできるほんの少しのお手伝い。愛の手訪問看護に関わる全ての人々の笑顔が少しでも増えることを願っています。
               代表 白井

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