生活保護を受けている方へ

〜訪問看護は公費で利用でき、自己負担0円〜


はじめに

「病気で体がつらいけれど、訪問看護を使ったらお金がかかるのでは?」
そんな不安を抱えている方は少なくありません。

しかし、生活保護を受けている方は、訪問看護を自己負担なし=0円で利用できます。
医療費はすべて公費(生活保護の医療扶助)でまかなわれるため、お財布から出すお金は一切ありません。

訪問看護は「お金の心配をせずに安心して利用できるサービス」なのです。


訪問看護とは?

訪問看護とは、看護師が自宅に訪問して、医療的なケアや日常生活のサポートを行うサービスです。

  • 点滴、注射、吸引、胃ろうの管理
  • 体調チェックや服薬の確認
  • リハビリや運動のアドバイス
  • ご家族への介護方法のサポート
  • 緊急時の相談対応

病院に行かなくても、自宅でこうした医療ケアを受けられます。


生活保護を受けている方は「0円」

生活保護を受けている方は、医療費は「医療扶助」という制度でカバーされています。

そのため、

  • 病院に行っても
  • 薬をもらっても
  • 訪問看護を利用しても

自己負担は一切ありません。

つまり、訪問看護は 0円で安心して使える のです。


なぜ0円で利用できるの?

生活保護制度では、病気やけがをしても治療や医療が受けられるように、医療費を国や自治体が代わりに支払ってくれます。

訪問看護も医療の一部なので、もちろん対象になります。
だから、生活保護を受けている方は 公費で全額まかなわれる=実費0円 なのです。


利用するメリット

訪問看護は、生活保護を受けている方にこそ利用してほしいサービスです。

1. お金の心配がいらない

0円なので、費用の不安は一切ありません。
安心して必要なサポートを受けられます。

2. 通院の負担が減る

体がつらくて病院に行くのが大変なときも、看護師が自宅に来てくれます。

3. 自宅で安心できる

点滴や吸引など医療的なケアも家で受けられるので、住み慣れた環境で安心して過ごせます。

4. 家族も助かる

看護師が介助方法を教えたり、代わりに医療処置を行ってくれるので、ご家族の負担も減ります。

5. 緊急時も相談できる

24時間対応のステーションなら、夜中でも困ったときに電話で相談できます。


よくある病気の例

訪問看護を0円で利用している生活保護の方の病気例です。

  • パーキンソン病
  • 難治性の呼吸器疾患
  • 脳卒中の後遺症
  • 糖尿病のインスリン管理(血糖値管理)
  • 定期的な状態の観察

いずれも日常生活に医療的な支援が必要になりやすく、訪問看護と相性が良い病気です。


利用の流れ

  1. 主治医に「訪問看護を使いたい」と相談
  2. 医師が訪問看護指示書を作成
  3. 訪問看護ステーションがご自宅に訪問開始

※生活保護を受けていることを伝えると、利用料は公費で処理されます。
利用者や家族がお金を支払う必要はありません。


「0円なのに使わない」はもったいない

実際に訪問看護を使っている生活保護の方からは、

  • 「もっと早く使えばよかった」
  • 「0円だから安心して続けられる」
  • 「一人で不安だったけど、看護師さんが来てくれて心強い」

といった声をいただいています。

0円だからこそ、遠慮せずに安心して利用するのが一番です。


まとめ

  • 生活保護を受けている方は、訪問看護を0円で利用可能
  • 費用はすべて公費でまかなわれ、実費負担は一切なし
  • 通院の負担を減らし、家で安心して暮らせる
  • ご家族の介護負担も軽くなる
  • 遠慮せず制度を活用することが、安心した生活につながる

最後に

生活保護を受けている方にとって、訪問看護は「0円で利用できる安心の医療サポート」です。
お金の心配はまったくありません。

大切なのは、制度を知って、使うこと。
0円で受けられる安心を、ぜひご自身やご家族の生活に取り入れてください。

訪問看護は、あなたの生活を支える強い味方になります。

愛の手訪問看護ステーション 看護師 鷲尾 拓也