運動時の呼吸について💪
平素よりお世話になっております。
本日のテーマは「運動時の呼吸」についてお話したいと思います。
リハビリテーションの際に筋力トレーニングを実施する事はよくありますが、トレーニング時の”呼吸”について意識した事がありますでしょうか?
呼吸法を上手に取り入れていく事で、トレーニング効果を上げる事が出来ますので、是非参考にして頂ければと思います。
呼吸には「腹式呼吸」「胸式呼吸」の2つがあります。
腹式呼吸は横隔膜の力を利用して肺に酸素を取り込む呼吸の事を言います。名の通り、お腹が上下するお腹を使った呼吸ですね。
腹式呼吸には交感神経を抑えて、副交感神経を刺激する事でリラックスの効果が得られます。ストレッチなど、柔軟性を高める運動の際に適しています。
胸式呼吸は肋骨を広げることで肺に酸素を取り込む呼吸の事を言います。名の通り、胸部が上下する呼吸ですね。
胸式呼吸は交感神経を優位にする効果があり、身体を動かす際に適しています。交感神経が優位になった状態での筋トレには体幹の安定やパフォーマンスアップが期待されます。
以上の事から、運動時には胸式呼吸を取り入れるのが良いかと思います。
では、実際どうやるのかという事ですが…(簡単です)
力を入れる時に息を吐いて、力を抜く時に息を吸う のが基本です。
ここで注意した方が良いのが、息を止めない!ことです。
息を止めて筋トレを行うと身体や心臓に大きな負担がかかり、頭痛、めまい、失神などのリスクを伴いますので、必ず呼吸を忘れずに行うようにしましょう。
私たちもリハビリの一環として、自主トレの指導を行いますが、呼吸についてもしっかりと声掛けをしていきたいと思っています。
理学療法士 中川友紀恵